白質と灰白質
脳には脳溝とよばれる溝と、脳回と呼ばれる溝で区切られた隆起部分がある。CTでは脳表は灰白質(皮質)は白質(髄質)よりも白く描出され、その厚みは2.5mm程度である。
主なCT値
*CT値は絶対値ではありません。装置間でもことなり、同じ装置でも部位によって変動があります。これはX線エネルギーが管電圧やフィルタにより変化し、線減弱係数に影響するためです。また連続X線により被検体を透過することで低いエネルギーのX線が多く吸収され、実効エネルギーが変化するためでもあります。
よって、各組織の相対的な上下関係が重要となります。
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